[Amazon Connect] 問い合わせ属性の確認では、0000は0と一致してしまうので注意が必要です。
1 はじめに
AIソリューション部の平内(SIN)です。
よく分からないタイトルですいません。でも、完全にタイトル通りなので、もし、Amazon Connect(以下、Connect)で問い合わせフローを作成したりする方は、是非、ご一読頂ければと思います。
最初に、結論を書いておくと、Connectのコンタクトフローで使用する「問い合わせ属性を確認する」ブロックにおける比較では、 「0000」と「0」は、「等しい」と判断されます。
2 問題となった事例
今回、この事象に気がついたのは、下記のような状況でした。
次のような、ユーザーの希望時間を4桁で受け取るフローで
「予約をご希望の場合は、時刻を4桁で入力して下さい。」
特定の数字が押された時に、分岐しようと考えました。
「予約をご希望の場合は、時刻を4桁で入力して下さい。 また、予約のキャンセルをされる場合は、0とシャープを押して下さい。」
想定では、「1700」とか「1900」と入力された場合、予約時間として扱い、「0」が入力された時に、別のフローへ分岐する予定でした。
しかし、時刻入力のつもりで「0000」と入力すると、「0」と認識され、想定外の動作となってしまったのです。
このときの、問い合わせ属性を確認するブロックの設定は、ユーザーの入力値と0を比較しているだけです。
3 ログ確認
ログから、この状況を確認できます。
想定通り「0800」と「0」と比較して「一致しない」
想定通り「0」と「0」と比較して「一致」
想定外「0000」と「0」と比較して「一致」
想定外だったのは、0の連続のときだけで、「0で始まっているから」という訳ではありませんでした。
想定通り「0001」と「0」と比較して「一致しない」
4 最後に
上記は、顧客の入力を比較した場合の例ですが、顧客の入力 を一旦、ユーザ定義に保存し、それと比較しても動作は同じでした。
このパターンに嵌まることは、非常に稀なのですが、完全に再現するので、Connectの仕様として捉えたほうが良いのかも知れません。
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